第14回 歌姫は眠らない。(株式会社メレア 代表取締役 鎌田ひかりさん)

歌にダンスにミュージカルに、歌姫の睡眠事情とは。

第14回 歌姫は眠らない。(株式会社メレア 代表取締役 鎌田ひかりさん)

Guest

株式会社メレア

代表取締役

鎌田ひかり

 

19歳 ダンサーとして紅白出場

紅白出演(mihimaruGT)、ミュージックステーション出演(フローライダー)

20歳 歌手としてデビュー

プロ野球楽天イーグルス戦 3年連続国歌独唱を行う

28歳 ミュージカル女優としてデビュー

代表作:アルプスの少女ハイジのクララ役2年連続全国ツアー出演

31歳 株式会社メレア設立

銀座8丁目にて歌手しか働けない完全会員制のアーティストBARを経営

直里:本日は、ありがとうございます。

早速ですが、鎌田さんは元々ダンサーだったのですか?

 

鎌田さん:そうですね、十代の時に紅白に出たりしていました。

 

直里:紅白??

 

鎌田:あと、ミュージックステーションとか出ていましたね。(笑) その時、エイベックスのスクールに入っていたのですけど、エイベックスの偉い方に歌手としてデビュー頑張ってみようって言われてユニットを組んだのですが、デビュー目前で解散してしまって、ほかの事務所に移ってから歌手デビューしました。それが二十歳ですね。

 

 

直里:すごい、それが二十歳で、今は事務所に入っているのですか?

 

鎌田:今は入っていなくって、完全に自分の会社でお仕事を回しています。

 

直里:紅白出たのは、単独で?グループで出たのですか?

 

鎌田:えっと、バックダンサーとして出たんですけど、ミヒマルGTさんの後ろで踊っていました。ミヒマルGTってわかります?

今から、15年くらい前になりますけど。(笑)

 

 

直里:ほんと、知らなくて、すみません、わかりません。(笑)

ミヒマルGT、バンドですか?

 

鎌田:いや、女性のヴォーカルとDJのユニットで、「Hey DJ カマセ yey yey yey 気分上々~」ってゆう感じで。(笑)

 

直里;はい、はい、はい、わかりました!そのバックで踊っていたのですか?

 

鎌田:はい、専属ではなかったですが、いろんな曲のバックダンサーをやっていました。(笑)

あと、フローライダーさんとか、外国のアーティストさんですが。

直里:フローライダー・・・駄目だ、残念ながらわかりません。

 

鎌田:(笑)

あとは、ミュージカルのライブがありました。

 

直里:それは、どんなライブなのですか?

 

鎌田:もともと、アルプスの少女ハイジのクララ役をずっと2年間全国ツアーをやらせていただいていて、その時の再現ライブみたいな感じで、私はクララの衣装で、ハイジがいたり、そのほかのミュージカルの作品とか。演技はないですけど、ライブを届けるような感じです。

 

直里:ハイジのおじいさんはいるのですか?(笑)

 

鎌田:今回はおじいさん、出ないですね。(笑)

 

直里;ミュージカルか~、劇団四季とかも観たことないんですよね。(笑)

 

鎌田:めちゃめちゃ面白いですよ。若い時はわからないかもしれませんが、年齢重ねてくると、皆さん結構面白かったって言いますよ。(笑)

 

直里:もともと、鎌田さんの業界に入るきっかけは何だったのですか?

 

鎌田:きっかけは、実家が教会なんですよ。私はクリスチャンではなくて、神様を信じたことはまだ人生で一度もないんですけど。(笑) おじいちゃんとかが、楽器なら何でも出来て、家がスタジオのように、エレクトーンがあって、オルガンがあって、ドラムセットがあってグランドピアノが3台ぐらいあるような音楽一家だったので、何か絶対音感みたいなものがあったんですよね。誰かが歌っていると、すぐ音を合わせられたりとか、ハモルことも得意だし、歌うことに関して環境が良かったのかなって思います。姉が、7歳上にいるんですけど、歌手デビューをしたんですよ。CD出して、ライブとかも行って、その時小学校だったんですけど、めちゃめちゃ影響されて、「私も歌手になりたい」って言ってモーニング娘のオーディションを受けたんです。(笑)

 

直里:えっ、(笑) モーニング娘、何代目くらいの時ですか?

 

鎌田:辻ちゃん、加護ちゃんの次くらいの時かな。オーディションを受けたのが、中3のころでしたね。でも3、4次審査ぐらいで落ちて、悔しい思いをして。全然私レベル低いんだなって。それからいろんなオーディションを受けまくったんですけど、10代は全部落ちて、田舎では上手だねとかチヤホヤしてもらえたけど、東京に来ると、みんなレベルが高すぎて、ちゃんと勉強しなくてはいけないなと思って、18歳の時にエイベックスのアカデミーに入ったんです。

 

直里:田舎はどちらなのですか?

 

鎌田:群馬県の前橋です。

 

直里:そんな田舎ではないじゃないですか?田舎だけど。(笑)

プロフィールに留学もされたと書いてありましたけど。

 

 

鎌田:そうなんです、思い切って、事務所を辞めてニューヨークに行ってみたいと思って。アルバイト3つ掛け持ちして、3か月だけ留学しました。(笑)

 

直里:ニューヨークですか。アポロシアターとか?

 

鎌田:アポロシアターは、歌ではないのですけど、ダンスで踊りました。

 

直里:えーっ、すごいですね。

言葉は大丈夫だったのですか?

 

鎌田:全然できないです。もう、フィーリングだけでしたね。乗りと勢いで行きましたね。度胸だけはあって、一人でハーレムのバーとか、飲み歩いていました。黒人と友達になってとか、怖い思いはしなかったので、よかったですけど。(笑)

 

そのニューヨークの留学をきっかけに、売れるとか、稼ぐとか、有名になるとか、そう言うのじゃなくて、私はわがままに生きたいってことに気づいて、それで事務所とかには入らずに自由に気ままに、今まで生きてきたっていう感じですかね。(笑)

今、めちゃめちゃ幸せではありますね。

 

直里:今は、ミュージカル中心に活動しているんですか?

 

鎌田:ミュージカルは、神田沙也加さんがアナ雪でボンと出てきたじゃないですか?その時に、私はJPOPしか今まで歌ってなかったんですけど、みんなに歌声似てない?って言われたんですよ。それで六本木や麻布十番の物まね系のところで、神田沙也加として歌って働いてくれない?みたいな話があって、その時がもう26歳とかで、路頭に迷っていた時期でどうしようか迷ったんですけど、それだとものまね芸人になっちゃうから、どうしようか悩んだ末、私もミュージカルの世界に挑戦してみようということで、オーディションを28歳で初めて受けて、それがアルプスの少女ハイジだったんです、一発でクララに抜擢されて2年間ツアーを回れたので、私の生きる道でみんなが評価してくれるのはミュージカルだって気づき始め、そこから7年くらいになりますね。

でも、去年子供を産んだので、妊娠と出産で2年間ステージから遠ざかっていて、今年から復活みたいな感じですね。

 

直里:先ほどの公演が復活みたいな感じですか?

 

鎌田:はい。復活ステージでした。(笑)

また別に7月もミュージカルが決まっています。

 

*出演公演:イリクラ2022 7月14日(金)~19日(火)会場:CBGA シブゲキ

 

直里:鎌田さんの睡眠事情をお聞きしたいのですが、普段の睡眠時間はどのくらいですか?

 

鎌田:なんかとても不規則で、不健康な生活を送っているので、このお店で平日週5日、朝4時半まで働いて、ゴルフを週に2,3回行っているので、家に帰って、シャワー浴びて1時間だけ寝て、迎えに来てもらってゴルフ行って。さすがに自分が運転の時は12時くらいには帰ってちゃんと寝ますけど。

もう、バラバラですね。(笑)

 

直里:すごいな。(笑) ゴルフじゃないときはどうしているのですか?

 

鎌田:その時は、帰ってからシャワーを浴びて5時半ぐらいに寝て、12時半くらいまで、がっつり眠りますね。子供は登園時間にベビーシッターさんにお願いしいるので、15時くらいに私が迎えに行きます。

 

直里:じゃ、あまり眠れないとかはなさそうですね?(笑)

 

鎌田:でも、地方のホテルとかだと眠れないです。家では眠れているのですが。(笑)

直里:普段はベッドで寝ているんですか?

 

鎌田;はい、ベッドです。

 

直里;枕はどんなものを使われていますか?

 

鎌田:枕はうちに5個ぐらいあって、もう、いろんな枕を使い分けて角度をつけたり、いろいろしながら使っています。できれば高い枕がいいですね。

 

直里:じゃ、横向いて寝ているのかな?

 

鎌田:横ですね。はい。

 

直里:外国の人と同じですね、体の隙間を埋めて眠る感じですね。

寝る前に、何か気を付けていることは?

 

鎌田:シャワー浴びて、歯磨きして。お水一杯飲んで、お布団入って・・・落ちています。(笑)気絶しています。

 

直里:いいですね、うらやましいです。(笑)

朝は、パッと起きられるんですか?

 

鎌田:朝は、赤ちゃんの世話があるので、ミルクで起きたりとか、おしっこで起きたりとかはしますけど、大してつらくないというか。でも、赤ちゃんのことがなければずーっと寝ていますね。

 

直里:体力が有り余っていますね。(笑) 体力ないと寝れませんからね。

鎌田:確かに。

 

直里:睡眠以外に、気をつけていることは何かありますか?

 

鎌田:緑のサラダという野菜ジュースを一日、2.3回飲んでいますね。なんか、ものすごいお酒の量を毎晩飲んでいるから、ちょっとご飯食べると本当にすぐ太るのですよ。なので、ほぼ緑のサラダ生活をしていますね。(笑)

 

直里:最後になりますが、鎌田さんにとって理想の睡眠とは?

 

鎌田:理想の睡眠ですか。私、浅い眠りなのか結構夢を見るんですよ。

 

直里:それは浅い眠りですね。

 

鎌田:ですよね。今日、めちゃくちゃ飛距離が出た夢を見て。(笑)打ち方変えたらこんな飛ぶんだっていう、うれしい夢を見たんですよ。(笑) 私、ゴルフレッスンのユーチューブを見るのですけど、夢の中で、そのスイングが成功したんですよ、今日。(笑)

でも、やっぱり、理想は深い眠りですかね。

お酒毎日飲んでいるので、私の場合、お仕事なので酔わないで量を飲んでしまうので、すごく体に悪いと思うんですよ。理性が働いてしまうので。

 

直里:お仕事柄、生活リズムを整えるのは難しいですよね。でも、眠りが浅い人でも、最初に深く睡眠に入れれば眠りの質が良くなりますよ。

 

 

鎌田:知り合いに、快眠アロマみたいなものをやっている方がいるので、相談してみます。(笑)

 

直里:それもありだと思います。

本日は、忙しいところ、ありがとうございました。

7月の公演、頑張ってくださいね。

■ まとめ

鎌田さんのデビュー曲、素晴らしい歌声にプロを実感しました。業界の枠にとらわれない鎌田さんのアグレッシブな生き方も、人を惹きつける魅力なのですね。素敵な歌声と、楽しいお話をありがとうございました。